今日は「建物診断」の重要性についてお話ししたいと思います。
建物診断とは業界用語で「インスペクション」と呼ばれたりしますが、言葉の通り建築士が建物を隅々まで診断するということです。
中古住宅においては、建物の程度や周辺環境、広さ、設備など、物件により状況は様々です。
つまり一つとして同じ物件は存在しません。普通の方であれば、建物を見てその建物がどのような状態か、緊急を要する修復が必要なのかどうかなど分かりにくいですよね、、、
そこで、コープおうち探しカウンターではすべての物件に対し、購入前に建築士による建物診断をやってしまおうというわけです。
(ちなみに、法律上は建物診断の義務化はされていませんので、市場の中古住宅のほとんどが建物診断を行っていないのが現実です。)
購入後に、雨漏れが、、、シロアリが、、、ではもう遅いんです (>_<)
安心・安全な中古住宅にはこの建物診断は必須です!
ここでは、建物診断項目の一部をご紹介します。
①床・壁の傾き
これは床や壁の傾きを調べる機械です。ここから壁に向かってレーザーを照射します。
照射をした状態。
このようにスケールをあてて傾きを調べます。
長さ1000㎜に対して傾き6㎜未満までは許容範囲内です。(1mで6㎜未満の傾き)
②床下の状況
床下に潜りシロアリによる蟻害の有無、配管からの水漏れを調べます。
床下の状況。
普段の生活では見えないし、気にかけないところだと思いますので、
そういったところも念入りに調べます。
③外壁、基礎の状態
外壁診断の様子。
外壁のクラック(ひび割れ)やコーキングの劣化は雨水の侵入により雨漏れや、
躯体の腐食の原因になります。
基礎クラックの調査の様子。
クラックスケールにてクラック幅を測ります。
基礎クラックも放置すると水が浸入し、中の鉄筋の錆びの
原因になります。
と、、一口に中古住宅と言っても状態は様々。当然ながら建物は年々劣化していきますので、
定期的なメンテナンスが必要ですね。
当店では、どのくらい経つと、どのようなメンテナンスが必要なのかという長期的な修繕計画
も作成しております。
ここで紹介した項目はほんの一部分です。
当社では約50項目にわたる検査を行います。
当店では診断料は無料ですので、中古住宅を検討される際はぜひ参考にして下さい!
ご相談もお気軽にどうぞ!